PANCERATIC CARCINOMA WITH GIANT SPLENIC METASTASIS-A CASE REPORT-

Hideki FUJII; Yasuyoshi YAMAMOTO; Hiroto KASAI; Masakazu YOSHIOKA; Tsuneo YOSHIDA; Yoshiro MATSUMOTO

doi:10.3919/ringe1963.55.198

巨大な脾転移巣を伴った膵癌の1例

藤井秀樹, 山元康義, 笠井博人, 吉岡正和, 吉田経雄, 松本由朗

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キーワード: 膵癌, 転移性脾腫瘍

ジャーナルフリー

1994 年 55 巻 1 号 p. 198-203

DOI https://doi.org/10.3919/ringe1963.55.198

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抄録

症例は心窩部不快感を主訴とした62歳男性,腹部超音波検査で,膵尾部の嚢胞を伴う腫瘤と脾臓内に多発する嚢胞性病変を指摘された.膵体尾部,脾臓合併切除を行い,脾臓に転移した膵腺癌と診断された膵癌の脾臓転移は極めて稀であり,本邦でも自験例を含め4例の報告をみるのみである.その転移経路,またその着床部位が脾臓という免疫中枢臓器であるという点も含め,その臨床的特徴について考察を加えた.

責任著者(Corresponding author)

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