日本臨床外科医学会雑誌
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腹腔鏡下胆嚢摘出術初期100例の検討-開腹下胆嚢摘出術との比較検討を中心として-
中島 真太郎加藤 良隆高橋 忠照呑村 孝之芳原 敬士田村 裕幸
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1995 年 56 巻 2 号 p. 271-277

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抄録
腹腔鏡下胆嚢摘出術は,1987年に世界で初めて行われ欧米で爆発的に普及した.本邦でも1990年に第1例が行われて以来短期間に広まり,今や胆嚢摘出術の標準術式と言える程定着してきた手術術式である.われわれの施設では,1991年7月から1994年1月までの間に,100症例に対し本術式を施行した.この100症例に対し手術適応,術前画像診断および術中胆道造影の意義,合併症等の検討を行った.同時に,本術式導入以前の1989年1月から1991年7月までに開腹下で行われた胆嚢摘出術症例より,本術式開始時の手術適応に照合し本術式が遂行可能であったと推測された38症例を抽出し,手術時間,出血量,鎮痛剤投与回数,術後入院日数について両者を比較検討した.いずれも有意に腹腔鏡下胆嚢摘出術が優れていた.一方,われわれの施設でも術中胆道損傷により開腹に移行した症例を1例経験しており,各施設の技術に応じて慎重に症例を選択し研鎭を積むことが重要である.
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