釧路赤十字病院外科
2000 年 61 巻 5 号 p. 1325-1331
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症例は67歳男性.腹部腫瘤,腹部膨満感を主訴として当院受診.腹部は著明に膨隆し,弾性硬の腫瘤を触知した. CTでは腫瘤は被膜を有する26×25×15cm大で,内部は嚢胞性で一部充実性であった.後腹膜腫瘍の診断で手術を施行し,回腸,上行結腸, S状結腸の一部を合併切除した.術中吸引した内容物を含めると重量は約7kgで, 1995年から1998年までの本邦報告例57例中最大であった.病理学的には良性神経鞘腫であった.術後経過は良好で, 6ヵ月後の現在も健在である.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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