日本臨床外科学会雑誌
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腹腔鏡下手術を行った胃glomus腫瘍の1例
岡林 雄大金子 昭上岡 教人直木 一朗
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2000 年 61 巻 8 号 p. 2012-2015

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抄録

患者は65歳,女性.胃幽門前庭部大彎側の胃粘膜下腫瘍を指摘され,手術目的にて当科へ紹介された.上部消化管造影検査・上部内視鏡検査では,腫瘍は約1.8cm, 半球状で表面平滑な柔らかいものであった.超音波内視鏡検査では,固有筋層に境界比較的明瞭な粘膜下腫瘍が認められ,内部エコーは不均一であった.粘膜下腫瘍(血管腫)の診断のもと,腹腔鏡下胃局所切除術を施行した結果,病理組織学的に胃glomus腫瘍と診断された.

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