日本臨床外科学会雑誌
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巨大結腸症をきたしたcolonic inertiaの1例
吉山 繁幸, 荒木 俊光, 問山 裕二, 坂本 直子, 三木 誓雄, 楠 正人
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キーワード: 巨大結腸症, 大腸亜全摘
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2003 年 64 巻 7 号 p. 1673-1677

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抄録
患者は37歳,男性.軽度の精神発達遅延を合併. 30歳時より便秘にて投薬を受けていたが腹部膨満が出現するようになり,近医にて巨大結腸症と診断され,精査加療目的にて当科紹介.直腸肛門内圧検査では異常を認めず,直腸肛門反射も正常であった.血液検査より甲状腺機能低下症,ポルフィリン症も否定され,精神,神経疾患も否定された.排便造影では排便機能障害を認めなかった.消化管運動機能検査にて,大腸のtransit timeが96時間以上と延長しておりcolonic inertiaと診断された.手術は大腸亜全摘,腹膜翻転部直上での回腸直腸吻合術(IRA)を行った.術後3カ月目の現在,排便回数は1日3回,便秘症の再発を認めない.
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