臨床血液
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招請講演3
新抗腫瘍剤alkyllysophospholipids
—PKC阻止作用,GM-CSFの受容体結合阻止と自家骨髄移植への応用—
庄司 守
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1991 年 32 巻 7 号 p. 700-704

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抄録
ALPは正常細胞膜成分の2-lysophosphatidyl-cholineの同族体であり,新しいクラスの抗癌剤である。ALP同族体は,phosphatidyl-serineと競合的にPKC活性を阻止する。これらの薬剤は,TPAによる細胞可溶分画PKC減少,細胞内PKC基質蛋白燐酸化,また,TPAによるヒト骨髄性白血病細胞株HL60とKG-1の単核球/マクロファージへの分化誘導などのPKC燐酸化系の特異的阻害剤であることが認められた。ALPは,種々な白血病細胞株で,GM-CSFの受容体への結合を阻止し,その結果として,結合部位は減少するが,親和性(解離係数)にはほとんど影響を及ぼさない。ALPの特性は,正常骨髄前駆細胞には影響を与えずに,ALPに非耐性な白血病細胞のみを選択的に殺すことである。それゆえ,ALPは自家骨髄移植において,急性白血病寛解期骨髄の残存白血病細胞除去に用いられてきており,その有望な結果を紹介した。
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© 1991 一般社団法人 日本血液学会
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