臨床血液
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症例
サイクロスポリン,ALG, メチルプレドニゾロンの3剤併用療法が有効であった再生不良性貧血の2例
石川 順一有岡 秀樹小林 良二内藤 広行
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1992 年 33 巻 11 号 p. 1697-1702

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抄録

重症および中等症の再生不良性貧血の小児2例にメチルプレドニゾロン,抗リンパ球グロブリン,サイクロスポリンの3剤併用療法を試みた。重症例は2コースのメチルプレドニゾロン大量療法を行われていたが無効で頻回の輸血を必要としていた。中等症は未治療例であった。2例とも治療3カ月以内にgood responseとなった。重篤な副作用は認められなかった。再生不良性貧血にたいする免疫抑制剤の3剤併用療法は有力な治療法となりうるかもしれない。

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© 1992 一般社団法人 日本血液学会
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