臨床血液
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シンポジウム4
血栓症の対策
抗リン脂質抗体症候群とその対策
鏑木 淳一池田 康夫
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1995 年 36 巻 4 号 p. 320-324

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抄録
動静脈血栓症を呈した全身性エリテマトーデス(SLE)の臨床特徴,免疫学的特徴を明らかにすることを目的とした。動静脈血栓症は,SLE 140例中40例(29%)に認められた。動脈血栓症は30例,静脈血栓症は24例,また複数の部位に血栓症を生じた症例は12例に見出された。脳梗塞が21例,深部静脈血栓症が15例と多くみられた。平均発症時年齢は,34.5±12.5歳であった。かかる症例の臨床特徴として,腎障害,免疫学的特徴として,IgG抗カルジオリピン抗体(aCL), IgGリン脂質依存性抗β2-glycoprotein I (β2-GPI)抗体,IgG抗Annexin V抗体が認められた。治療として,二次予防のみならず一次予防を行う必要性が示された。動静脈血栓症の再発を予知する因子として,複数の部位に生じた血栓症の既往歴,IgG aCL持続陽性が示唆された。詳細な病態の解明,治療指針の作成が,今後の検討課題として残された。
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© 1995 一般社団法人 日本血液学会
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