林業経済
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森林投資ファンドの展望-不動産投資やインフラ投資との比較を通じて-(論説)
小野 泰宏
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2017 年 70 巻 5 号 p. 32-40

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抄録
世界的に森林投資ファンドが拡大する中で、未だ日本投資家の同分野への取組はほとんど進んでいない。わが国においては、森林投資ファンドと類似の事業形態である不動産投資ファンド、インフラ投資ファンドが拡大してきた歴史があり、三分野の比較分析は多くの示唆を与えるものである。本稿では、金融投資家による実物資産投資を加速させてきた理論的な背景を整理した上で、不動産やインフラの投資市場拡大との特徴の違いを明らかにした。大きな前提の変更がない限りは、森林投資ファンドはインフラ投資同様に日本投資家による海外資産への投資から市場が拡大していく見込みである。この観点で、インフラ/森林の両方の性格を有する本邦バイオマス発電向けの木質燃料を産出する海外森林資産への投資は試金石となる分野である。こうした海外森林投資を通じて金融投資家の経験や知見が蓄積されることで、日本国内の森林資産についても投資可否判断や必要な政策対応が具現化していく可能性が高い。
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© 2017 一般財団法人 林業経済研究所
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