抄録
2000年・2005年・2010年・2015年の農林業センサスのうち林業経営に関する調査について、農林業一体の分析、非経営体を含む客体全体の把握、客体の時系列の追跡を実現するため、客体候補名簿および照査票と調査票を統合し、4回の調査における客体を接続したデータセットを作成した。接続情報は、整合性のため一部修正した。作成の結果、2010年・2015年間では客体の大半が接続されたが、2000年の照査票のみ、および2005年の名簿のみ客体は次回調査に接続しないため、これらの調査間の接続率は高くないことが分かった。ただ、一度でも林業経営体であった客体は、調査内で概ね継続的に把握されていた。統合により、センサスが把握する山林保有構造の全体像、農業のみ経営体の林業
活動が明らかとなり、また林業活動の実施率・実施面積率の算出が可能となった。