我々は,木曽観測所シュミット望遠鏡に搭載の広視野可視光撮像装置Tomo-e Gozenで取得・作成された動画データの時間軸方向を足し合わせて作成されたスタック済みデータを公開するデータアーカイブシステムを開発し,その運用を開始した.本システムは,我々が開発し運用中のデータアーカイブシステムSMOKAの派生システムとして構築し,その開発にあたって,SMOKAで認識していた課題に対する技術的な挑戦を取り入れた.本論文では,本システムの開発および構成について報告し,技術的挑戦の結果について論ずるとともに,今後に向けた課題についても論ずる.