横浜国立大学環境科学研究センター
1988 年 27 巻 6 号 p. 336-343
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
都市ごみ焼却施設で発生するダイオキシンなどの塩素化合物の生成過程について調べた結果,これらは炉ではなく主として電気集じん機で生成されること,塩素化は灰中で末燃の有機物と吸収された塩素が反応して進行することがわかった.塩素化反応は,炉の排ガスを急冷し低温(150°C)で集じんすることによって大幅に抑制することができた.また,灰に残存する塩素化合物は密閉容器内で500°C以上に加熱すれば,ほぽ完全に脱塩素化されることがわかった.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら