安全工学
Online ISSN : 2424-0656
Print ISSN : 0570-4480
最新号
安全工学_2018_4
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
会告
安全への提言
論文
  • 山隈 瑞樹, 最上 智史, 鈴木 輝夫, 真鍋 敬二
    2018 年 57 巻 4 号 p. 272-279
    発行日: 2018/08/15
    公開日: 2018/08/15
    ジャーナル 認証あり

    合成樹脂製の自動車用バンパーの塗装工程のうち,導電性プライマー塗装済みバンパーの上塗り工程で用いられる静電塗装において,バンパーが接地不良という異常状態にある場合を想定し,5 種類のバンパーサンプルに対して,強制的に静電気帯電させ,そこから生じる放電現象を観測するとともに可燃性混合ガスへの着火性について実験を行った.その結果,ある程度まで電位が上昇するとバンパーのエッジ部からコロナ放電が発生し,電位はほぼ一定に保たれること,また,火花放電が発生した場合の放電電荷量及び放電電荷率はプライマー面の表面抵抗率と負の相関があることなどが明らかとなった.エチレン・空気混合ガスを用いて着火試験を行ったところ,最小着火エネルギー0.09 mJ のガスに対して,バンパーの帯電電位が3 kV 以下では放電によって着火することはなかった.また,表面抵抗率が大きいほど着火に必要な電位も大きくなる傾向を得た.この結果から,接地状態の確認のためバンパーを帯電させる必要があるときは,安全マージンを考慮して,最高電位を2 kV 以下とすることが望ましいと考えられる.

  • 宮内 博幸, 堀 雅宏, 田中 茂
    2018 年 57 巻 4 号 p. 280-285
    発行日: 2018/08/15
    公開日: 2018/08/15
    ジャーナル 認証あり

    労働災害による酸素欠乏症による死亡率は高い.死亡率を下げるには,酸欠災害リスクの認識と評価を行い,評価に応じた対策を講じることが重要である.対策の課題として,作業の進行とともに酸素濃度が低下することが上げられる.作業者がリアルタイムで酸素濃度を把握し,作業者自身にて酸欠のリスクをより早く知ることは有効と言える.装着形酸素濃度計を用い,酸欠災害に結びつく主な原因である2 つのパターンについてシミュレ-ションを行った.窒素ガスを用いた酸欠空気の噴出・流入試験では,足首部や胸部に装着した場合,定点位置に設置した酸素濃度計よりも早く酸素濃度の低下を検出した.作業前の酸素濃度作業環境測定のみならず,作業者の適切な胸元や足首位置に酸素濃度計を装着することは,酸欠災害に対するリスクの低減化に有効と言える.

資料
我が社の環境安全活動
事故・災害ニュース
談話室
会報
feedback
Top