1989 年 28 巻 4 号 p. 239-243
最近の高度情報化が進展する社会のなかでは,情報の有する価値はますます大きなものになっている.このことは,安全・災害防止にかかわる分野でも例外ではない。そこで重要な役割を果たす「かぎ」となるのはデータベースである. ところで,労働省産業安全研究所ではこれまでにも,労働災害に関連した情報のデータベース化については,積極的な取り組みを行ってきた.そこで本稿では,労働災害事例にかかわる調査資料から得られる情報のデータベース化に関連して,現在まで当研究所で行われてきた活動の経緯と,当所においてプロトタイプとして開発された「労働災害事例検索データベース」とについて,紹介を兼ねて簡単に述べさせて頂くこととしたい.