安全工学
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環境評価特集
ダイオキシン類による汚染と毒性評価
宮田 秀明
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1996 年 35 巻 6 号 p. 443-451

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抄録

ダイオキシン類(ポリ塩化ジベンゾp一ジオキシン,ポリ塩化ジベンゾフラン,コプラナーPCB)は地球規模の環境汚染を引き起こしている.これからの化合物はきわめて毒性が強く,環境汚染レベルで人体に影響を及ぼす可能性があるため,現在,西欧諸国で汚染軽減対策が行われている.わが国では本年6月に耐容一日摂取量が設定され,現在,厚生省および環境庁において汚染軽減対策の法規性が検討されている.上記の事実を踏まえ,本論文はわが国におけるダイオキシン類汚染の現状と問題点に焦点を当てて解説したものである.その内容は1)自治体固形廃棄物焼却施設の現状と発生状況,2)大気および海洋汚染,3)自治体固形廃棄物焼却施設の従業者における汚染実態,4)産業廃材および阪神大震災倒壊家屋廃材の焼却による汚染,5)耐容一日摂取量および6)摂取量と影響評価から構成されている.

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© 1996 特定非営利活動法人 安全工学会
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