2005 年 44 巻 6 号 p. 440-446
燃料電池自動車用水素ステーションの高圧設備で配管やバルブ等の破壊で瞬間的に大量漏洩を起こした場合を想定して,直径6.3 ~12.7 mm(1/4 ~1/2 インチ)のノズルから圧力20 および40 MPa の水素を放出し拡散挙動の測定を行った.放出量に関しては,ノズル内の音速流から求めた計算式で近似できることが明らかになった.水素の拡散濃度はノズル口径が大きくなるに従い上昇し,圧力40 MPa でノズル口径12.7 mm の場合,距離40 m の地点で10 vol.%以上の濃度に達した.放出軸および横方向に拡がる水素ガスの爆発危険性範囲は従来の拡散に関する経験式から予測することが可能である.