2010 年 49 巻 6 号 p. 380-382
(社)日本化学会は,1878 年設立の会員数約3 万人の日本最大規模の化学に関する学会であり,「化学に関する学術の進歩普及,産業の発展および生活の向上に寄与すること」を主な目的として活動している.日本化学会における安全に関する活動は,環境安全推進委員会においておこなわれている.環境安全推進委員会のもとには,防災,教育,事業の3 つの小委員会があり,環境・安全に関する講演会等の開催,環境・安全教育に関する講習会等の開催,環境・安全に関する書籍や指針の発行,環境・安全問題見学会の実施,関連組織との連携などをおこなっている.本稿により,日本化学会の安全への取組みについてご理解いただき,また,他学協会との連携のきっかけになれば幸いである.