箱庭療法学研究
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風景構成法における彩色過程の基礎的研究
彩色指標作成の試み
松井 華子千秋 佳世古川 裕之
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2012 年 25 巻 1 号 p. 103-110

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抄録

これまでの風景構成法研究では, 主にその構成に主眼をおいたものが主流であった。そこで本研究は, 風景構成法における彩色過程の意味を検討するための指標を探索的に作成することを目的として行われた。方法としては, 先行研究の中から集めた彩色についての記述から, 「あり/なし」で判定可能な8つを指標として採用した。その後, その8指標と, 臨床群の風景構成法作品を集めたデータベースにおける描き手のデータ属性との関連を調べた。その結果, 「重色」「余白の彩色」「枠からのはみ出し」「縁取り」「アイテムの塗り残し」「不自然な彩色」の6指標において, 構成型や年齢, 性別との関わりが示された。

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© 2012 日本箱庭療法学会
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