C.G.Jung Institute of Los Angeles
2012 年 25 巻 1 号 p. 77-89
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自閉症スペクトラム障害には, その定義や病因, 理論的概念などに関して, 種々の異なる観点がある。本稿では, 自閉症の青年との箱庭のプロセスに立ち会った筆者の自験例について報告する。箱庭療法の一事例を呈示し, 1年以上に及んだ箱庭のプロセスに現れたいくつかの点について考察する。趣旨の要約は以下の通りである。カプセル化。情動調節のプロセス。二次元世界から三次元世界への移行。創造性を拓く模倣。コミュニケーション。社会生活への将来的適応。
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