抄録
酪農飼料や穀物等の大型貯蔵施設としてコンクリートステイブ・サイロが利用されている。しかし, このサイロはコンクリートブロックを円筒状に積上げ, 外壁をフープ状の鉄筋で締付けた不連続な壁体構造のため, その地震時挙動は殆ど不明である。本研究では縮尺1/6模型振動実験を通じて, ステイブ・サイロの動的挙動と内容物の影響および耐震性の検討を行なった。その結果, ステイブ・サイロの振動特性は内容物の有無やその種類によって著しく異なること, 入力加速度の増加に伴い非線形な地震応答特性を示すことなどが明らかになった。 また, 最大545galの地震波振幅増加実験の範囲では, 鉄筋の破断, 壁体の崩壊という致命的な現象は生じなかった。