生物物理化学
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シンポジウムI:消化器癌とエピジェネティック~最近の進歩
マイクロアレイを用いた消化管がんの網羅的メチル化解析
渡邊 嘉行吉田 良仁及川 律子原 雅樹清川 博史佐藤 義典平井 祥子鈴木 英雄津田 享志稲葉 博之前畑 忠輝鈴木 拓豊田 実伊東 文生
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2012 年 56 巻 1 号 p. 5-8

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抄録
「消化管がん」は,世界においても部位別がん死亡率の上位を占めている.その予後は診断時の病期に大きく左右されることから内視鏡をはじめとした多くの早期診断法が考案,実施されてきた.しかしながら,現状は死亡率にあまり大きな変化がなく,依然として新たな低侵襲がん診断法の開発が望まれている.分子マーカーは肉眼的に,画像的に診断の困難な極早期の段階で診断できる可能性をもつ.我々は,がんの早期から認めるエピジェネティックな異常が消化器癌においてジェネティックな異常よりも比較的多く認めることから,マイクロアレイを利用した遺伝子網羅的なメチル化解析を行ったので紹介する.
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© 2012 日本電気泳動学会
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