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Online ISSN : 2760-1064
子供の実験指導経験から見た子供の能力
増田 修一 島村 裕子
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2025 年 1 巻 1 号 p. 28-33

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抄録
現在、デジタル化の急速な発展により日本国内の産業構造が変化し、それに伴って労働需要も影響されつつあり、2040年には、理工系技術者が100万人以上不足するといわれている (1)。また、文部科学省の学校基本調査によると、国公私立大の専攻分野別の入学者の割合は社会科学、人文科学は高い割合で推移しているが、理工系は低く、経済協力開発機構 (OECD) 加盟国の平均値を下回っており (2)、職種や学歴における不適合が生じる可能性がある。理系分野人材の育成を推進することにより、日本の科学技術が発展し、国際競争力の維持・向上が考えられ、経済成長につながるだけでなく、超高齢化社会に突入する我が国では、持続的・効率的な医療分野・サービスの発展に繋がり、豊かな生活を営める社会を築くことができると考えられる。したがって、初等時から理系関連教育に子供たちを触れさせることで、理系分野における学生および技術者を増やし、社会ニーズに対応した人材育成を進める必要がある (3)。筆者らは、これまでにいくつかの子供・学生対象の実験教室を行い、理系人材の育成に貢献している。本稿では、それら実験教室例を紹介し、その実験教室の経験から得られた知見や問題点、さらに今後の実験教室のあり方について解説する。
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© 2025 理科好きな子供を育む会
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