松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
カデキソマー・ヨウ素軟膏が奏功した30 年に及ぶ足潰瘍の1 例
武本 啓
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ジャーナル オープンアクセス

2013 年 17 巻 1 号 p. 55-58

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抄録
形成外科の診療において,足の潰瘍は糖尿病患者や末梢動脈疾患(PAD)などで頻繁に遭遇する疾患である.今回,30 年に及ぶ両足背の潰瘍に対し,手術を行わず,カデキソマー・ヨウ素軟膏による保存的加療が奏功した症例を経験した.症例は67 歳男性.30 年前からの両足背の潰瘍にて,種々の保存的加療にても改善せず,当科紹介受診した.浸出液のコントロール目的にカデキソマー・ヨウ素軟膏を試したところ,ゆっくりと潰瘍が縮小し,右足は軽快した.左足はわずかに潰瘍の残存を認めるも,大部分は上皮化している.
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