SEC journal
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技術解説
情報サービス産業協会のEPM検証ワーキングで実証された「見える化」の効用とその課題
-PMO支援への大きな可能性と共にツールへの課題が明らかに-
岡 靖雄田村 一賢関口 純一鈴木 一弘村山 武士角田 文広田森 崇史
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2009 年 5 巻 6 号 p. 355-361

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抄録

 社団法人情報サービス産業協会では、ソフトウェア・エンジニアリングに関する調査・研究の一環として、進行中のプロジェクトを計測しその進捗状況の可視化を図るツールのEPM※1を実際の開発プロジェクトに適用し、その機能や使い勝手を検証する試みを行ってきた。この試みは「EPM検証ワーキング」として平成19年から2年間にわたって行われ、実際に8社のプロジェクトで適用し、プロジェクトへの導入容易性の評価と現行のツールが抱えている課題を抽出した。また、EPMツールを実際のプロジェクト開発に試行し、適用した際の効果を検証した。その結果は報告書にまとめられ、またSPES2009※2のような場で発表されたが、本稿ではそのうち4つの事例について紹介する。これらは、EPMのPMO※3支援ツールとしての大きな可能性を示している。また合わせて、この検証プロジェクトから多数抽出されたツールへの課題についてその概要をまとめる。

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© 2009 独立行政法人 情報処理推進機構
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