成形加工
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解説:特集 成形加工における温度制御技術
IH 技術を用いた急加熱急冷却技術
Renou NicolasFeigenblum José石川 健
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2011 年 23 巻 12 号 p. 705-710

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抄録

高速ヒートサイクル成形(RHCM)では,金型温度を成形樹脂の Tg もしくは HDT より高くすることで金型の転写性や光沢レベルを向上するだけでなく,型内圧力を制御することによりシンクマークやウェルドの消去が可能である.工業的に高速かつ省エネルギーのヒートサイクルを達成するためには,蒸気や加圧水,また誘導加熱が用いられている.これらのうち前記の 2 種類は原理的に同じものであり,加熱もしくは冷却された媒体を交互に用いることによりヒートサイクルを達成する.蒸気は最大 200℃と加圧水の 180℃より高くかつ流量が大きく取れることに特徴があるが,加圧水は元々金型との熱伝達が高いため,結局両者の総括的な熱伝達係数は同等のものとなる.これらの方法は金型の最高到達温度が媒体の温度に制限されることと,媒体からの熱流束が金型温度の上昇にしたがい低下するために均一加熱が難しいという短所を持つ.

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© 2011 一般社団法人 プラスチック成形加工学会
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