日本の自動車産業は1980年代まで高成長を続けてきた。その後、貿易摩擦により、海外生産を行った。現在、日本系企業は自動車産業では世界のトップに位置づけられるところにある。しかしながら、今後の自動車市場の主役は先進国から中国などの新興国に移る。2008年に世界のトップ企業となったトヨタは、米国市場ではシェアは高く優位な位置づけにあるが、現在急成長を遂げている中国市場ではその存在感が低い。また、今後、環境問題などの高まりにより、HV(ハイブリッド)車、PHV(プラッグインハイブリッド車)、EV(電気自動)車などの進展が予想される。もし、EV車に自動車の基軸が移動すれば、自動車産業100年の歴史に大きな変化が起こり、これまで築いてきた日本の自動車産業の優位性は崩れることも予想される。今後の日本の自動車産業には予断が許されない。