日本のサービス業の生産性が低い問題を改善するために始まった「製造業のノウハウを適用する事例開発活動」に参加した。前回は広島の小規模保育所の業務を対象に活動したが,今回は経済動向調査を業務とする広島のシンクタンク団体の「顧客満足度・従業員満足度の向上」に取り組んだ。製造業の“見える化三種の神器”である部品表,工程図,作業標準を応用して,業務構成表,業務フローチャート,業務標準を作成し,それらを元に調査業務の人材マップデータベースによる人材活性化プログラムを策定し,ナレッジワーク工数管理システムを構築した。その結果,顧客満足度を左右する従業員満足度は平均37.5ポイントから72.7ポイントへ大幅に向上した。