生産管理
Online ISSN : 2186-6120
Print ISSN : 1341-528X
研究論文
生産実行システム向けMDA開発におけるタグデータベース利用による 再利用の支援
水岡 研二古賀 雅伸
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2011 年 17 巻 3 号 p. 41-46

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抄録

ソフトウェア開発では,開発工期が短く,要求仕様の変更や追加が頻繁に発生し,新技術の登場も非常に早いという特徴がある。この環境下での生産性や保守性を改善する対策として,UML(Unified Modeling Language)やMDA(Model Driven Architecture)の利用が考えられるが,生産実行システムでは,UMLやMDAの導入が少ないのが現状である。

我々は,生産実行システムにUMLを使ったMDA開発が適用可能であることを検討[1],MDA開発におけるコード自動生成対策として,スケルトンコードの自動化による開発が可能であることを検証した[2]。

本論文では,生産性や品質の向上を狙って,上記開発手法における生産実行システムの再利用化手法[3]と,再利用ドキュメント自動生成機能,及びシミュレーションによる開発ソフトウェア支援ツールについて検討した結果とそのメリットを報告する。

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© 2011 一般社団法人日本生産管理学会
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