2020 年 27 巻 1 号 p. 89-94
近年,人工知能の発展は,目を見張るものがあり,世界中で注目が高まっている.これからの業務の在り方や仕事の再定義が行われる可能性を,十分に秘めている.日本では民間企業,経済産業省,文部科学省,総務省等官民の隔たりなく,人工知能活用に関する取り組みが進んでおり,地方自治体や地方銀行が本気で導入をすすめている.本研究は,人口知能の発展が産業界に与える影響について考察することを目的とする.人工知能の産業界への影響について,事務作業自動化を例に挙げ,今後の動向について考察する.