2020 年 27 巻 2 号 p. 77-82
近年,働き方改革が大きな話題となっており,働き方改革法案が国会で可決し,2018年6月29日に成立した.だが,その中身には,多々問題があり,実際にどのように作業効率を高め利益を元以上に確保するかという根本的議論がなされず,試行錯誤が行われている状況ではないだろうか.これでは,中身のない法案ありきになってしまい,法案自体が意味をなさないものになってしまう可能性が高いと考えられる.そこで,本研究では,企業でよく行われる無駄と考えられる業務に焦点をあて,業務簡素化の手段としてコンサンタント思考を用い,業務効率を向上させることを目的とする.