2022 年 29 巻 1 号 p. 69-74
大学教育は座学からアクティブラーニングに移行してきている.更に,実学が求められる傾向が顕著となり,2020年現在,文部科学省からは,大学教員に実務家を一定の割合で受け入れるように,指導がなされている.このような状況下,「SCMを理解すること」に焦点を当て,SCMを体感的に理解し,楽しめるMITスローン経営大学院の教授が考案したビジネスゲームであるビールゲームが有用である.本研究では,大学の授業でビールゲームを実施し,教員と学生が感じたことを基にその有効性を考察する事を本研究の目的とする.