生産管理
Online ISSN : 2186-6120
Print ISSN : 1341-528X
企業の発展段階に応じたIT化のあるべき姿
非上場企業におけるIT事例分析
隈 正雄
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2003 年 10 巻 1 号 p. 55-60

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抄録

基幹業務のIT化の目的は、企業の経営課題の解決といえるであろう。その経営課題は企業によって異なるが、企業の発展段階によりある程度の特徴を持っている。これを、経営者のリーダーシップや業務処理のルール化の視点から、コンサルティング事例を分析して明らかにする。
一方、IT化も企業経営に一律に効果をもたらすのではなく、様々な局面に影響する。IT化の目的の分類をコンピュータシステム設計事例の分析を元に行う。
次に、企業の発展段階の特徴とIT化の目的の分類をマトリックスし、相互の関連を分析する。これにより、企業の発展段階別に、IT化の狙いを何に置くべきかを明確にする。

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© 日本生産管理学会
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