生産管理
Online ISSN : 2186-6120
Print ISSN : 1341-528X
問題定義を活用するAPSソフトウェア選択手順の有効性に関する研究
上田 雅幸関口 恭毅
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2005 年 11 巻 2 号 p. 57-65

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抄録
本研究では, スケジューリング問題に着目し, 直面する工場に対して適用可能なAPSソフトウェアを選択する新しい方法を提案する。そのためにまず, スケジューリング問題の著者らが提案する記述 (以下, 問題定義) とAPSソフトウェアへの入力データの記述の違いを明らかにする。次に, 既存のAPSソフトウェアに対する問題定義から作成する「汎用的問題定義」を利用することで, 現実の工場におけるスケジューリング問題の問題定義が, 効率的かつ正確に行えることを示す。最後に, このことを利用して, 個々の工場に対して適用可能なAPSソフトウェアを効率的に選択する手順を提案し, その有効性を事例によって示す。
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© 日本生産管理学会
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