東京大学生産技術研究所 情報・エレクトロニクス系部門
2017 年 69 巻 3 号 p. 155-158
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落雷は,送配電システムや通信システムなどの社会基盤に甚大な被害をもたらす.落雷による被害の対策を立てるためには,落雷の性質についての知識が欠かせない.そのため,落雷に伴って発生する電磁波を利用する大規模落雷位置標定システムの観測データを用いて,日本列島およびその周辺で発生した落雷の振る舞いについての統計解析を行った.本稿では,落雷の特性を表す指標となる,負極性多重雷における後続雷撃の雷撃間隔と多重度について,季節差を解析したので報告する.
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