混合セラミック担体を用いた触媒によるメタンの部分酸化反応

抄録

天然ガスからの合成ガス製造を目標として、MgO、ZrO₂、CeO₂混合物にロジウムを担持した触媒によるメタンの部分酸化反応を検討した。MgOに対し、ZrO₂、CeO₂をそれぞれ加えると、1:1の割合が最もメタン転化率、水素およびCO選択率が高かった。さらにMgO:ZrO₂:CeO₂=1:1:1とした担体を用いると最も反応性がよく、1000時間程度の連続反応を達成できた。接触時間に対する反応性やパルス反応の結果は、直接的部分酸化反応と酸化リフォーミング反応の共存を示唆した。