石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
創立50周年記念国際シンポジウム/第38回石油・石油化学討論会
セッションID: 3B08
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ケミカルズ合成
へテロポリ酸を用いたビスフェノール-A合成における有機・無機複合修飾効果
紺谷 宗一郎清水 研一山田 聡一郎高橋 豪西山 貴人*薩摩 篤
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抄録
ビスフェノール-A(BPA)はフェノールとアセトンを基質とし、現在主にイオン交換樹脂触媒を用いて製造されているが、本研究では開発の余地の残っている無機固体酸触媒に注目し、ヘテロポリ酸の無機イオン交換およびチオール添加の無機有機ハイブリッド修飾の効果について検討した。その結果、イオン交換による酸強度の緩和と固定化したSH基とプロトン酸の相互作用により、既報の無機固体酸触媒に比べて高いBPA収率(95%)を得ることができた。
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© 2008 公益社団法人石油学会
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