石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第39回石油・石油化学討論会(浜松)
セッションID: 2D06
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酸化・合成
アセトニトリル水和反応を利用したアルコールと二酸化炭素からの有機カーボネート直接合成
*久野 新太郎本田 正義藤本 健一郎鈴木 公仁冨重 圭一
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抄録
炭酸エステルの代表的なものとして炭酸ジメチル(DMC)、炭酸ジエチル(DEC)が挙げられる。これらは毒性が低く、常温で液体であるなどの特徴を持ち、グリーンケミストリーの観点から注目されている物質である。酸・塩基両機能性触媒を用いたアルコールと二酸化炭素からの直接合成反応によってDMC、DECを合成した。本反応は平衡反応であり、低い平衡転化率を改善するためにアセトニトリルを添加し、反応系からの水の除去を行った。その結果、常圧程度の低圧二酸化炭素を用いてDMC、DECを合成することに成功した。
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© 2009 公益社団法人石油学会
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