石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第59回研究発表会
セッションID: A06
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重質油
軽油および重質油処理における触媒のコーク劣化
*飯塚 千晴稲村 和浩小泉 直人
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抄録
軽油製造においては硫黄濃度を10 ppm以下に低減する超深度脱硫が商業的に行われている。一方、原料油の重質化や硫黄分の増加と、重質油から白油への需要シフトに対応するため、重質油を効率よく分解、脱硫する技術が求められている。本報では軽油および重質油の水素化精製において、共通する触媒劣化要因としてコーク劣化について、TPOを用いて検討した。その結果、軽油脱硫反応では担体上にコークが堆積し、コークの燃焼性と劣化に相関があることを見出した。また、重質油処理では軽油の場合とは異なり、活性金属上にもコークが堆積していることを見出した。
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© 2010 公益社団法人石油学会
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