石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第59回研究発表会
セッションID: A22
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石油化学
ホスフィン修飾Ru/CeO2触媒によるカルボン酸のアルキンへの選択的付加
*西海 雅巳三浦 大樹和田 健司細川 三郎井上 正志
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抄録
ホスフィン修飾Ru/CeO2触媒がカルボン酸の末端アルキンへの位置および立体選択的付加反応に、高活性を示すことを見出した。ホスフィン修飾Ru/CeO2触媒はRu/CeO2触媒を1,4-ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン (dppb)共存下、水素雰囲気中100 oCで20分間処理して調製した。この触媒存在下、安息香酸とエチニルベンゼンとの反応をトルエン溶媒中、80 oCで24時間行ったところ、対応するアンチマルコフニコフ型付加体が位置・立体選択的に高収率で得られた (収率:95%、選択率:Z体98%)。
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© 2010 公益社団法人石油学会
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