石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第42回石油・石油化学討論会 (秋田)
セッションID: 2C07
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一般発表-重質油
酸化鉄系触媒を用いた亜臨界水雰囲気下におけるビチュメン分解反応の速度解析
*田中 久美子北口 達也武田 祐磨中坂 佑太多湖 輝興増田 隆夫
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抄録
エネルギー資源の多様化の観点から、埋蔵量の多い超重質油を軽質化して有効利用する技術が求められている。本研究では、亜臨界水中(反応温度400~440℃、圧力19MPa)でビチュメンの分解実験を検討するとともに、Lumping Modelを用いた反応速度解析を行った。亜臨界水反応場において重質油の分解は逐次的に進行し、特に重質成分であるVRはVGOへと分解する反応が支配的であり、固体残渣の生成も抑制可能であることが明らかとなった。
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© 2012 公益社団法人石油学会
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