石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第46回石油・石油化学討論会(京都大会)
セッションID: 2C06
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酸化反応
Mo酸化物ナノ粒子を内包したYolk-shell型触媒の開発とその応用
*古市 尚之桑原 泰隆関 浩幸山下 弘巳
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抄録
Mo酸化物触媒は、有機過酸によるオレフィン酸化反応において高活性を示すが、反応中にMoが溶出し、再利用性に欠けるという欠点がある。本研究では、Mo溶出の低減および選択性の向上を目指し、Mo酸化物を内包したYolk-shell型触媒を新たに開発した。ポリアクリル酸を鋳型に利用することで目的の構造を有する触媒の合成に成功した。また、シクロオクテンのエポキシ化反応により触媒の再利用試験を行うと、活性を維持したまま再使用可能であることが分かった。
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