主催: 公益社団法人石油学会
会議名: 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
開催地: 東京
開催日: 2017/05/23 - 2017/05/24
<br> Ag+でイオン交換したゼオライトやヘテロポリ酸のAg塩は、H2分子を可逆的に不均等解離する。こうした現象に基づいて高活性なプロトンを与える新しい固体酸発現機構を提案した。同様に、Ag+交換ゼオライトではCH4の不均等解離も起こり、不均等解離したメタンは、エチレンやベンゼンと容易に反応することを見出した。 更に、低級オレフィンおよびパラフィンからのプロピレン合成では、高効率の触媒を見出すとともに、ゼオライトの細孔空間の容積が重要であるとする新しい形状選択性の概念を提唱した。