抄録
再生可能プロセスによる水素を用いてCO2からメタノールを合成し、これを化学原料や燃料に用いることは、地球温暖化防止の有力な手段となり得る。しかしCO2の水素化は圧倒的に不利な平衡反応である。本研究では内部凝縮型反応器(Internal Condensation Reactor, ICR)の開発を行い、この問題の解決を試みた生成したメタノールを反応器内部で液化させることで平衡制約を取り除き、230℃、2MPa下でCO2転化率42%、メタノール収率37%(平衡収率の約2倍)の高い値を得ることに成功した。