主催: 公益社団法人石油学会
会議名: 第64回年会(第70回研究発表会)
開催地: タワーホール船堀,江戸川区,東京
開催日: 2022/05/30 - 2022/05/31
二環芳香族類を部分水素化・開環によりベンゼン誘導体へ変換できれば石油の有効利用率が向上する.本研究では,高圧水素中での1-メチルナフタレンのシングルパス転換反応に対してMoを担持した*BEAゼオライトの高いベンゼン誘導体収率を見出した.Mo上で1-メチルナフタレンの部分水素化が進行した後,Brønsted酸点上でナフテンからカルベニウムカチオンが生成し,Mo上で水素分子を解離してヒドリドが供与されベンゼン誘導体が生成したと考えられる.