2022 年 21 巻 1 号 p. 15-20
脳卒中患者の急性期リハビリテーションは早期からの開始が重要であることは周知の事実であるが,その安全性・有効性に関してはなおも議論が続いている.国内においては2021年に『脳卒中治療ガイドライン』が全面改訂され,脳卒中急性期のリハビリテーションに関する知見がブラッシュアップされた.同ガイドラインは前版から6年が経過しており,新たな治療の出現や既存治療のエビデンスレベルの変化が見られている.その点を理解することはリハビリテーション専門職として適切な評価・治療を判断する上で重要な指標となる.本稿では脳卒中治療ガイドライン2021の急性期に関する内容を中心に触れることで,脳卒中急性期のリハビリテーションに関する知識のアップデートの一助にすることを目的とする.