2012 年 53 巻 7 号 p. 546-552
ウール糸,ウール糸にポリエステルをカバーリングした糸,ポリエステル糸のそれぞれで編んだ3種類を用いて,繰り返し洗濯による形態変化について検討を行った.寸法変化率,ウェール密度,コース密度,生地表面の顕微鏡写真の結果から,ウール肌着はウェール方向に収縮し,コース方向に伸長し型くずれが起こった.一方,ウール糸にポリエステルをカバーリングした肌着,ポリエステル肌着に関しては,洗濯による変化はほとんど見られなかった.ウール糸にポリエステルをカバーリングすると,ポリエステルと同等の形態安定性を付与できることが示唆された.