繊維製品消費科学
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産婦人科病棟の患者が抱く異なるデザインの医療用ユニフォームに対する印象
庄山 茂子笹田 美沙都平野 沙季栃原 裕
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2016 年 57 巻 1 号 p. 43-51

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抄録

産婦人科病棟の看護師に異なるデザインの9種の上衣と白のパンツを着用してもらい入院患者267名を対象に印象を調査した.サンプルの生地は無地と花柄で,色彩は,白と高明度の青,赤紫,赤である.衿は,Vネック,クルーネック,シャツカラーの3 タイプである. (1)「好ましい,やや好ましい」の割合は,9 サンプルとも80%以上であった. (2)因子分析の結果,「親しみ・癒し,責任感,積極性,活動性」の4因子が抽出された.最も好まれたサンプルは,「親しみ・癒し」と「責任感」の因子得点の高いものであった. (3)「親しみ・癒し」は,無地より花柄のサンプルの評価が高かった.大花柄の方が小花柄より「親しみ・癒し」の評価は高い傾向がみられた. (4)「責任感」は,白無地の次に寒色系の大花柄のサンプルの評価が高かった.衿付きのサンプルは,「責任感」の評価は高いが,「活動性」の評価は低かった.

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© 2016 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
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