繊維製品消費科学
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着装規範に関する研究
(第7報) ―着装規範同調・逸脱がもたらす感情と規範意識高低による差異―
辻 幸恵高木 修神山 進牛田 聡子阿部 久美子
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2001 年 42 巻 11 号 p. 728-734

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抄録

本研究は, 着装規範への同調と逸脱がもたらす結果・効果に着目し, 着装規範意識の構造を明らかにした上で, その意識構造に基づいて, 着装規範への同調, あるいは逸脱がどのような感情を惹起するかを明らかにすることと, その着装感情が着装規範意識の高低によってどのように異なるかを明らかにすることを目的とした.規範測定尺度には, 着装規範意識に関する56項目から21項目を選択して用いた.なお, 着装感情は, 「快-不快」「安心-不安」「誇らしい-恥ずかしい」「優越感一劣等感」の4次元で測定した.
因子分析によって, 着装規範意識が4つの因子で構成されることを明らかにした.次に, 着装感情が着装規範意識の程度によってどのように違うかを, 分散分析によって検定した.その結果, 性別, 社会的地位 (学生か社会人か) および着装規範意識によって, 着装感情の異なることが明らかとなった.

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© 社団法人 日本繊維製品消費科学会
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