上野信線事務所
1941 年 3 巻 8 号 p. 343-349
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積雪の物理的性質に就いては今猶未解決の問題多く, 今度の研究に俟つべきもの多々ある現状であるが, 特に積雪質の定量的表現は総ての研究の基礎を爲すものであり, 何等かの明確な基準の設定が當面の急務とされてゐる。圓錐形の硬度測定器に依る硬度測定は, 其の取扱方の比較的簡單な事と測定結果の割合正確な事と相俟つて, 比重と其に積雪質の定量的表現に極めて有効に利用され得る事が豫想されるので, 之が測定方法の理論的考察を試み, 併せて筆者の從來行ひ來つた測定結果に就き記述する事とする。
日本雪氷協会月報
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