抄録
海底堆積物や永久凍土中に存在するメタンハイドレートの含有量と弾性波速度の関係を求めるための基礎実験として,ガラスビーズを海底堆積物,氷をメタンハイドレートに模した多孔質媒質を用いて弾性波速度測定を実施した.弾性波速度の温度変化は,粒径数ミクロンのガラスパウダーや粘土・シルトが主たる研究対象であり,堆積物を模すような大きな粒径の多孔質媒質ではあまり成果が得られていない.今回,0.05~0.2mm粒径のガラスビーズに対し,シングアラウンド超音波法を用いて縦波のみならず横波の速度測定を実施した.その結果,ガラスパウダーや粘土と同様な弾性波速度の温度依存性が確認された.